篠栗四国八十八箇所霊場第87番札所である弘照院は、高野山真言宗の寺院で御本尊は四国八十八箇所霊場第87番札所・補陀落山長尾寺から勧請した聖観世音菩薩です。
初代住職が明治35年に針ノ耳親子岩と本尊聖観世音菩薩の霊験にうたれて、札所の小さな庵に入庵して熱心に布教活動を行い、今日の弘照院の基礎を作ったとされています。大正8年に御利益を得て子宝に恵まれた夫婦が子安観音像を奉納され、針ノ耳子安観音として知られるようになり、子宝・安産の仏様として多くの人に信仰されています。
境内には沢山の小さな堂があり、それぞれの堂には様々な菩薩様や観音様が祀られています。見所の「十夜ヶ橋」は、二代目住職が四国巡拝中に感得し、境内に橋を築いて橋の下にお大師様を勧請したものです。
御本尊:聖観世音菩薩
御詠歌:あしびきの山鳥の尾の長尾寺
秋の夜すがら御名を唱えよ
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